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山田太一の扉

作家山田太一さんの作品群は、私たちに開かれた扉ではないでしょうか。

通信2023.6

 

6月のお楽しみです。

 

山田ドラマ。

 

 


 

 

65 「映画 背くらべ」8:4510:00(衛星劇場)

1962年の松竹映画。山田さんの初期脚本。珍しい放送です。

 

 

61 「二人の世界」17:0017:30(TOKYO MX)

月~金。

 

61 3人家族」17:0017:30(BS松竹東急)

月~金。65日終。

 

66 「二人の世界」17:0017:30(BS松竹東急)

月~金。

 

 

 

 

 

66

山田さんの誕生日。

89歳です。

 

 

 

 

 

配信もあります。

https://www.paravi.jp/title/11791

 

https://www.video.unext.jp/browse/credit/PER0064534/PRN0066092

 

 

 

早坂暁。

 

62 「新 必殺からくり人⑩」13:0014:00(ホームドラマチャンネル)

毎金。

 

65 「びいどろで候⑩」13:0014:00(日本映画専門チャンネル)

毎月曜。

 

630 「必殺からくり人富嶽百景殺し旅①」18:0019:00(ホームドラマチャンネル)

毎金。

 

 

 

 

 

宮藤官九郎。

 

61 「あまちゃん」7:157:30(NHKBSプレミアム)

月~土。

 

 

 

 

向田邦子。

 

66 「寺内貫太郎一家」20:0021:00(衛星劇場)

毎火水。

 

 

625 「源氏物語」22:000:40(TBSチャンネル2)

 

 

 

 

中島丈博。

 

61 「真珠夫人①②」12:0013:00(日本映画専門チャンネル)

月~金。

 


 平家物語(アニメ)

 616 「平家物語①~③」11:00~0:30(時代劇専門チャンネル)

毎金。

 

 

裸の大将放浪記。

 

62 「裸の大将放浪記①②」20:0022:00(BS12トゥエルビ)

616 「裸の大将放浪記③④」20:0022:00

1980年の1回目から放送。金曜放送のようですが毎週ではなさそうです。モノマネでしか見たことないという方がたくさんではないでしょうか。私も塚地武雅の顔が浮かんでしまう。本家、芦屋雁之助です。

 

 

 

 

鈴木清順。

特集6月も続いています。

61 「殺しの烙印」20:1022:05(日本映画専門チャンネル)

61 「影なき声」6:007:45(チャンネルNECO)

62 「密航0ライン」6:007:30(チャンネルNECO)

63 「勝利をわが手に―港の乾杯-」6:007:20(日本映画専門チャンネル)

67 「肉体の門」6:007:45(チャンネルNECO)

68 「俺たちの血が許さない」6:007:50(チャンネルNECO)

629 「『十三号線待避線』より その護送車を追え」6:007:30(チャンネルNECO)

 

 

 

 

渡辺あや。

特集6月も続いています。

65 「エルピス―希望、あるいは災い―①~⑤」17:0021:20(日本映画専門チャンネル)

66 「エルピス―希望、あるいは災い―⑥~⑩終」17:0021:15

65 「広島発ドラマ 火の魚」21:2022:25(日本映画専門チャンネル)

65 「阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ その街のこども」22:2523:50(日本映画専門チャンネル)

66 「京都発地域ドラマ ワンダーウォール」21:1522:25(日本映画専門チャンネル)

66 「スペシャルドラマ ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」22:2523:50(日本映画専門チャンネル)

68 「ジョゼと虎と魚たち」9:5512:00(日本映画専門チャンネル)

69 「逆光」7:408:55(日本映画専門チャンネル)

69 「カントリーガール」8:5510:10(日本映画専門チャンネル)

616 「天然コケッコー」7:309:40(日本映画専門チャンネル)

 

 

 

 

 

Netflix

「離婚しようよ」が配信。

脚本宮藤官九郎、大石静。

https://about.netflix.com/ja/news/netflix-reveals-main-cast-for-upcoming-japanese-series-lets-get-divorced

 

 5月5日にご紹介した「サンクチュアリー聖域-」(Netflix)は大評判ですね。

是非ご覧になっていただきたい。 

 

 



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なお「通信2023.5」は「過去ログ2023」に移動しています。

 

 

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通信2023.7

 

 

7月のお楽しみです。

 

山田ドラマ。

 

 

 

73 「二人の世界」17:0017:30(BS松竹東急)

月~金。7月11日終。

 

 

712 「おやじ太鼓」17:0017:30(BS松竹東急)

月~金。

13141520213435話のみ山田脚本。
エッセイに、家の前が工事中で車が出られないという喜劇を書いたら、スポンサーに自動車会社がいて「わが社の車は、いついかなる時にも路上に出て行かなくてはならない」というクレームがきて揉めたというエピソードがありますが、そのドラマはこれです。

 

7月8 「背くらべ」7:30~8:45(衛星劇場)

 

 

 

 

配信もあります。

https://www.paravi.jp/title/11791

 

https://www.video.unext.jp/browse/credit/PER0064534/PRN0066092

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早坂暁。

 

77 「必殺からくり人富嶽百景殺し旅②」18:0019:00(ホームドラマチャンネル)

毎金。

 

 

 

 

 

 

 

宮藤官九郎。

 

73 「あまちゃん」7:157:30(NHKBSプレミアム)

月~土。

 

 

 

 

 

 

 

向田邦子。

 

74 「寺内貫太郎一家」20:0021:00(衛星劇場)

毎火水。

 

 

 

 

 

 

中島丈博。

 

73 「真珠夫人」12:0013:00(日本映画専門チャンネル)

月~金。

 

717 「五瓣の椿」20:0021:00(時代劇専門専門チャンネル)

連日。

 

 

 

裸の大将放浪記。

 

714 「裸の大将放浪記」20:0022:00(BS12トゥエルビ)

721 「裸の大将放浪記」20:0022:00

728 「裸の大将放浪記」20:0022:00

 

 

 

倉本聰。

 

71 「祇園囃子」19:0021:05(テレ朝チャンネル2

 

74 「昨日、悲別で①」19:0020:00(ホームドラマチャンネル)

710 「昨日、悲別で②」19:0020:00

711 「昨日、悲別で③」19:0020:00

718 「昨日、悲別で④」19:0020:00

724 「昨日、悲別で⑤」19:0020:00

725 「昨日、悲別で⑥」19:0020:00

731 「昨日、悲別で⑦」19:0020:00

 

 

 

 

 

地上波など。

 

新しい連続ドラマが始まります。

見てみなければわかりません。

 

 

7月15日には宮崎駿の新作「君たちはどう生きるか」が公開されます。

今回ほとんど宣伝なしで公開するようですが、そのかわりに「風の谷のナウシカ」「コクリコ坂から」「もののけ姫」が再放送されます。

 

 

 

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なお「通信2023.6」は「過去ログ2023」に移動しています。

通信2023.8

 

8月のお楽しみです。

 

 

山田ドラマ。

 

   

 

 

81 「おやじ太鼓」17:0017:30(BS松竹東急)

月~金。

 

 

TOKYO MXでも「おやじ太鼓」が始まります。

814 「おやじ太鼓①」5:005:30(TOKYO MX)

月~金。

13141520213435話のみ山田脚本。

 

 

英国版「異人たちとの夏」は秋に公開と聞いていますが、そろそろ新情報が出るかも知れません。

 

 

配信もあります。

https://www.paravi.jp/title/11791

 

https://www.video.unext.jp/browse/credit/PER0064534/PRN0066092

 

 

 

 

早坂暁。

 

84 「必殺からくり人富嶽百景殺し旅②」5:006:00(ホームドラマチャンネル)

毎金。

 

 

 

 

 

 

 

向田邦子。

 

81 「寺内貫太郎一家」20:0021:00(衛星劇場)

毎火水。

 

85 「源氏物語」11:0014:00(TBSチャンネル2)

 

終戦記念日がありますので、例年通り関連ドラマが放送されます。

814 「向田邦子終戦特別企画 いつか見た青い空」21:0022:40(TBSチャンネル2)

814 「向田邦子終戦特別企画 言うなかれ、君よ別れを」23:000:40(TBSチャンネル2)

815 「向田邦子終戦特別企画 蛍の宿」23:000:40(TBSチャンネル2)

816 「向田邦子終戦特別企画 昭和のいのち」21:2023:00(TBSチャンネル2)

816 「向田邦子終戦特別企画 あさき夢見し」23:000:40(TBSチャンネル2)

 

 

 

 

 

 

 

裸の大将放浪記。

 

818 「裸の大将放浪記」20:0022:00(BS12トゥエルビ)

差別的表現も満載だけど、関西特有の呑気な作りで、ある時代を楽しませてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

宮藤官九郎。

 

81 「あまちゃん」7:157:30(NHKBSプレミアム)

月~土。

 

 

 

 

 

倉本聰。

 

81 「昨日、悲別で⑦」19:0020:00(ホームドラマチャンネル)

毎火。

 

 

 

 

 

是枝裕和監督の「怪物」が劇場公開されています。

まだ観ておりません。

数々の賞を受賞し、前評判も上々ですが、何故かそれだけでお腹いっぱいになって、今一つ劇場に行く気になれません。

思えば前作の「ベイビー・ブローカー」もそうで、観ることはありませんでした。

なんだかどうせ面白いんだろうなと思ってしまうのです。

是枝裕和監督って正直「波」があって「う~~ん」って困惑するものもあります。

それで劇場に行かないのかなとも思います。結局「ベイビー・ブローカー」も先日「日本映画専門チャンネル」で放送されたもので観ました。力作でした。さすがと思いました。

 

 

さて、そこでです。

ここから先の言い分は笑って読んで欲しいのですが、「怪物」は是枝監督の脚本じゃありません。珍しくテレビのライターに脚本を依頼している。

是枝監督はテレビドラマの「脚本家の時代」にとても影響を受けていると発言しています。

功成り名遂げた是枝監督は、一度山田さんに脚本を依頼したいと思っていたのではないかと思います。

山田脚本を演出するというのはディレクターとして夢ではないでしょうか。しかし山田さんは倒れられ、創作の前線から遠ざかってしまった。

残念なすれ違いが発生してしまった。せめてあと2、3年ずれていたら可能だったかも知れない。

 

今回の「怪物」の成り立ちに、そんな叶えられなかった夢を感じてしまうのです。いえ勝手な思い込みでスタッフのみなさんに失礼な物言いであることは十分承知しているつもりです。

それでもNetflixで山田さんに書いてほしかったという気持ちも含めて、そんな阿保なことを思ってしまうのです。

「怪物」を観にいけないのは、そんな想念に引きずられているからかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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なお「通信2023.7」は「過去ログ2023」に移動しています。

 

 

再会(1)


「再会」(1)

 








中部日本放送 単発ドラマ 
2001年9月8日放送。







長塚京三




倍賞美津子





石田ゆり子





岡田義徳

 
[梗概]

ある日、大手警備会社に勤める長塚京三は、元妻・倍賞美津子を街角で見かける。

運転中だったので追いかけることはできなかったが、他の男もとへ去った元妻との再会に長塚京三は穏やかならざるものを感じる。

 

長女・石田ゆり子が嫁いでからは長男・岡田義徳と静岡・浜松で暮らしているが、勝手なことをした母を、二人の子どもは許していなかった。

しかし倍賞美津子は男と死別するという不幸に襲われていた。そして戻って来たのだ。

二人は、人の好い父は簡単に母を許してしまうのではないかという危機感を持っていた。

 

もちろんそんなことがあるか!と長塚京三は言うが、あくまでも強がっているという印象がぬぐえず、離婚後の父の寂しさを見ている娘は安心できないと思っていた。

こうして「再会」をめぐってそれぞれの思惑が展開していく。


56回芸術祭優秀賞受賞作品。
2002年日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。

 

 

 

 

 

ドラマ終了後、まず私は「ドラマ・ファン」にこういう書き込みをします。

 

 

 

 

 

「再会」を見て、

ああ、もう一回あれを読みたいと思って図書館に行って来ました。

 

 

 

もう子供が生まれてから、蔵書のスペースはどんどん侵食されて私の個としての部分は皆無に等しくなっているのだと改めて思いました。

 

 

なんたって菊池寛の「父帰る」を読み返すのに図書館に行かなきゃいけないなんて、結婚して所帯をいとなむというのは半端じゃありません。

 

これだけ個を殺して生活しているのに家族からはちっとも幸せじゃないなんて文句言われて、ああ、もう、いっそ投げ捨てたらどれだけすっきりするか。

 

 

なーんて願望は誰しもあるということをベースにした話ですが、「父帰る」も「再会」も投げ捨てられた家族が最終的にはその者を許すという話です。

 

 

 

6年ほど前ですか氏の「パパ帰る」もそういう話でした。

 

 

 

一度始まった人間関係というのは裁判の判決のように見事に割り切るというわけにはいかないのでしょうねえ。

 

 

離婚した夫婦が何年かしたら、時々あってラブホテルに行く関係になっちゃってるなんて話も聞くし、なんだか訳の分かんない営みをしているのが人間というものなのでしょうか。

 

 

 

いいなあと思ったのは母親が自分勝手なことをしたと息子に謝ろうとしているのに、息子はそんなことどうでもいいんだよ、誰だって好きなことしたいさなんて反応で、親子の濃密な関係性がまったくないところです。

 

 

 

 

というか娘の反応もそうですが親子関係に濃密なものを期待してないというか、とてもさめてるというか、そういう描写がとても良かったですね。

 

 

さすが山田太一、相変わらずこのへんの描写はうまいなと思いました。

 

 

でもそれは親子の場合のリアリティであって夫婦となると話はまったく違います。

 

 

 

これは私が体験的に感ずることですが、他の女性にされても怒りが起きないのに妻にされると腹が立つなんてことがあるんですね。同じように妻もまたそのような感情を私に持っていることが分かるんです。

 

 

 

それはどう云うことかというと二人とも

 

「夫だったらここまで思いやるのが当然じゃないか」とか「妻だったらここまでしてくれるべきじゃないか」というような事を暗黙のうちに思ってるんですね。

 

 

 

で、それがかなえられなかった時、初めて自分がそんな期待を持っていたことに気づくんだけど、それはつまりお互いに他人以上の濃密さを求めてるってことです、親子がさめた関係になっていくのとは違う関係なんですね。

 

 

 

 

子供が個を主張して親から離れていくのは健全だけど、夫婦、恋人というのはそうやって個として社会に出た者同志が、個と個の力強い結びつきをお互いに感じると認知しあった関係なわけですね。だから基本的には親子関係とは逆方向に矢印が向いた関係なんですね。

 

 

濃度はどうあれ。

 

 

 

 

 

河合隼雄氏が「愛」という言葉はファイナルワードだと思っていて使いたくないと言っていますが、私もまた同じ意味で使いたくないんですけど、言葉はなんであれ、個と個がなんらかの力強い関係を求めていることは間違い無いことだと思います。

 

 

 

この話では夫との関係や子供らとの生活より、自分の個としての躍動を感じた関係性に身を投じた妻と、裏切られた夫が再びよりを戻すという話です。

 

 

 

普通に考えるととっても情けない二人の話です。

 

 

 

でもそれは、お互いに過去にいかなる恩讐があろうとも、いま現在、個と個としての結びつきを少なくとも他の人間関係よりもお互いに認めあえるということなのでしょう。

だからこそもとのさやにもどれるのでしょう。

 

濃度はどうあれ。

 

 

 

 

この二人をいい加減、一貫性がないなどと批判できる力強さは私にはありません。

 

 

私はこの物語をとても辛い物語として楽しみました。

 

 

ただ、ただですよ、演出がツボをはずし過ぎてる。

 

 

        

 

優しく優しく撮り過ぎてる。

あの癒し系の音楽流しすぎ。

だからメリハリなくなっちゃって、肝心なところで生きて来ない。

 

 

           





台詞の並び方、シーンの重ね方で脚本家がどんな演出を期待して書いてるかというのはある程度分かるものですが、どう見ても外してるなという感じがしました。

 

 

 

静かなシーンが続いたら、次はワッという活気のあるシーンを狙ったんだろうなというところが、やっぱり静かに始まっていたり、うーん、たのむよー、て感じになっちゃいました。

 

 

 

 

 

おまけに、あのラスト。

 

 

 

 

予定調和ということは百も承知で山田氏は書いてるのに、だからこそ、テンポよく畳み掛けるようにサッと終わんなきゃいけないのに、フランクキャプラの「素晴らしき哉 人生!」のラストのようにワッと終わんなきゃいけないのに、わざわざスローモーションにしちゃって蛇足にしてる。

   

 

山本恵三氏きっと心の優しいいい人なんだと思います。

優しく優しくどのシーンも同じトーンで撮りすぎです。

結果、キレがない。

 

残念。

 

 

 

 

 

これが私の再会に関する最初の書き込みでした。

これに対し様々な感想が書き込まれます。

 

 

 

 

ある方は演出とキャスティングに対する違和を語り、

 

 

またある方は次のような感想を語ります。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

ドラマ全体としては、私は、満足度60%くらいです。

 

でも、良い台詞たくさんありました。

 

ドラマの流れで感動する場面は少なかったけれど、台詞にドキッとして、CMの度に気付くと泣いていました。

娘に「なんで泣いてるの?」とCMになると聞かれて、その度にしらけて、でも、CMが終ると、次のCMまでは、娘が気を使って話し掛けてこないのが、気の毒・・と思いながらも結構集中して見ました。(気を使っていてくれたけれど、後半、鼻血を出していて、構わない訳にもいかず、またしらけました。)

 

 

石田ゆりこの家の前での会話で泣きました。

 

母親の「そんなこというようになったんだ」という言葉。

 

さらりと言っているけど、心にズシリときました。

 

あと、息子の「お母さんは自由だよ。それぞれ生きていこうよ」という言葉です。

 

やっぱり自分で子供を産んで育てているせいか、母親側の気持ちで見てしまいました。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

ある方はまたこのような身辺雑記も混ぜて語ってくれます。

 

 

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今日の夕食時、夫が「再会」を見るのに付き合って再び見ました。

 

10分くらいで夫は「演出がもたついてるなあ。」とひとこと。

 

私は、「でもセリフとしてはいい言葉が一杯あるよ」と言って、私がメルヘンと感じたシーンを見て欲しかったので最後まで見てくれることを願っていたのですが、そのシーンの時には夫は新聞の切り抜き作業に没頭しておりました。

 

 

「男たちの旅路」が長塚京三の日本でのデビューだと断言してました。

 

ほんとかな?夫の断言はいつもかなりいい加減なので私は誰かにもう一度確認せずにはいられない。

 

我が家の場合、夫婦の濃度は……・……・・…こんなもんです。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  

またある方は次なる長文を書き込みます。

 

 

 

 

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台風の接近で荒れ模様の夜更けです。

 

 

 

 

神奈川県に全ての注意報が出て、明日は仕事は休みですが外出する用事がある私は、着ていく服をどうしようか、気に入っているあの服着ていけなくて困るとか、靴をどうしようとか、そんなことばかりさっきから考えているのです。

 

でも、はっと気付くとこの台風で死者も出ているし、がけ崩れにおびえている人や現に避難している人たちもいるのにと、自分のことしか考えていない身勝手さにふと思い至ったりします。

 

 

 

 

 

 

 

身勝手で弱くてすぐに心が揺れて矛盾したことばかりして。

 

私が山田ドラマに惹かれるのは、そういう側面も持ちあわせる「ひと」というこの不思議な存在を多面的に、しかもそれを終始暖かいまなざしを向けて描いてくれるからかなと思います。

 

 

 

 

今回の「再会」でもそうした氏のまなざしを感じました。

 

 

 

 

 

 

ただ、ラストは○○さんと同様、私も妻には戻って欲しくなかった。

 

初めのシーンで夫が街なかで妻を見かけた時の動揺ぶりでこれは戻ってきて欲しいのだと、で、「パパ帰る」を思い出し、きっと妻が戻るのだろうけれど、できれば戻って欲しくないと強く思ってしまいました。

 

 

夫以外の人に心惹かれても、家族を捨てるところまでいくには(シュミレーションは結構多くのひとがするとしても)、妻としてはかなりの飛び越えたものがあったと思うのです。

 

そのことにこだわって観すぎてしまったかもしれませんが、再生は可能だとしてもそれが再び共に暮らすという形でおさめてしまうのは無理があるように思えてなりません。

 

 

 

 

一緒に暮らすということをやはり男性は求めてしまうのでしょうか。

そうであったらいいという願望でしょうか。

 

 

 

 

ラストに無理を感じてしまったけれど、子どもたちとの関係は山田ドラマらしいきめ細かさがあふれていて楽しめました。

 

娘と息子に対する母親の思いの差、娘には結構クールでも息子にはウェットになって、夫の前でよりも女性としての自分が思わず出てしまうようなところとか。

 

 

実は、日曜日に書き込みして送る段になって、トラブル発生。

 

パソコンに不具合生じて、しばらくさわれないでいました。

辛口過ぎたきらいあり。

少し間をおいて、でもやっぱり、のところで書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「再会」(2)に続く。

再会(2)

 

 

 

 

この感想に対して私は次のような書き込みをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにラストは説得力ないんですよね。

 

 

 

それはレストランのシーンがだれてるせいもあるんですけど、あそこが決まってないからラストが生きてこないのだと思います。

 

 

 

 

 

 

こういうことを夢想します。

 

 

 

 

 

あの時、

 

夫の戻ってこないかという申し出に妻はあっさり断るのではなく、

くたびれ果てた男と女としてそのような申し出をする夫の気持ちはいたいほどわかっているわけだから、

それがお互いにどれだけご都合的な選択であるか哀しいほどわかっているわけだから、

 

 

 

でも、

 

 

 

じゃあ新しい男女関係を作り上げられる時間や情熱がお互いにあるかというとそれも望み薄で、

定規で線を引いたように生きられない哀しさを、切なさを描写したシーンなわけだから、

断るのではなくむしろ同調したいという方向の描写だったらどうなのだろうと思います。

 

 

わだかまりも一杯ある。

 

 

 

簡単には許せない。

 

 

 

 

でも、他人ばかりの人間関係だけじゃ淋しい、藁にもすがりたい自分たちがいる。

 

妻もその申し出に混濁した思いの中で頷きたい気持ちがせつないほどにある。

 

 

でもこんな私たちでいいのという思いも強くある。

 

 

 

しかし、でも今手をつなげるのはお互いしかいない。

 

 

 

そのへんを詳しく描写しておいて、でも妻の返事は「考えさせて」というレベルでとどめておきます。

 

ドラマ的には、ああ、よりを戻しちゃうんだろうなと視聴者に思わせることになります。

 

 

 

そして、数ヶ月後二人は結局ひとりであることを選択し、ひとりであることに耐えながら別々に暮らしているというラストなら感銘もまた違ったものになったのではないかと考えたりします。

 

ハッピーエンドを期待した人にはカタルシスないだろうけど。

 

 

 

 

 

 

氏の「また二人になる日」というドラマがあるけど今や「またひとりになる日」というドラマが書かれなきゃならないのではないかと思っていたので、そんな事を夢想したりします。

 

 

 

 

この書き込みに対して、長文の書き込みをした方は再びこう書き込まれます。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

あいどんさんの「同調」、そして「考えさせて」という運びはすんなりと届いてきますね。

 

 

 

そうよねえと思いながら、はっと思い出しました。

 

 

 

 

地人会公演の「私の中の見えない炎」。

 

 

 

妻が30年ぶりのかつての恋人との再会で心揺れてしまい、でも最後は夫のもとに戻ります。

このときも私はやはりラストに違和感がありました。無理に急いだようにも思えました。

戻らなくてもいいのにと不満だったことを思い出したのです。

初老の夫婦の話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、と山田氏と小此木啓吾氏との対談集で老年期の夫婦について山田氏が語っておられたことを思い出し、記憶がさらに衰えつつある身を嘆きつつ本を探しました。

 

「老年期こそ夫婦は輝く。願望としては、夫婦でいることの大変さをここまできりぬけてきたのだからその果実を老年期にこそ味わいたいと思います。そうありたいと。」‥‥「そうありたい」のですね。

 

 

 

また、「中年夫婦ともう少し年齢が上の夫婦との違いは、老いと共に相手に厳しくなくなっていくことではないか」といったことも書かれています。‥‥私、厳しいです。まだまだ。許容し合うことが、共に暮らすうえでかなり重要なことだとはうすうす気付きつつはありますが。

 

初老にさしかかってはいますが。

 

 

 

 

 

 

山田氏がラストで再び2人が共に暮らすことを選択されたこと、どうしてもそうしたかったことをついついしつこく考えてしまっています。

 

 

 

 

 

TVではNYの貿易センタービルの炎上の映像がさっきからずっと流れています。現実とは思いたくない映像が。

 

 

 

 

 

 

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この日は911日でした。


ニューヨークテロという「歴史の傷」がテレビ画面に出現しており、驚きと戸惑いの書き込みが続く中、ドラマファンは更にドラマにこだわります。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

『再会』・・・数年前だったら理解できなかったと思います。裏切った女房を許すなんて!しかし、だんだん年を重ねると、納得がいくようになってしまう自分が情けない。

私もあいどんさんが仰っているように、氏が願いとして書かれているのだと思います。私自身が、陳腐な結末を望んでいたわけで・・・(^_^;)

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これは男性のご意見。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、ある女性は次のような「応援のメッセージ」もこめて書き込まれます。

 

 

 

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このところ山田さんが、中年以降の人生に注視するドラマを(エッセイや講演会でも)多く書かれていて、中でもとりわけ夫婦という切り口で私たちにたくさんのことを考えるきっかけを作って下さっていることは、その年代を生きる人間としてとても幸運なことだと思います。

 

 

 

 

「再会」というドラマ1本で、この掲示板の存在という二重の幸運も手伝って「中年以降の夫婦のカタチ」を模索中の私としてはたくさんの道標、よき示唆となるべき言葉を見つけることができました。

 

管理人さんが、この掲示板開設に当たって「ドラマについて語り尽くす」ことを目指し、「語り尽くした」時には閉じます、とおっしゃってましたけど、こういう語らいの場は限りなく続いて欲しいと願います。

 

ガンバレ~♪

 

 

 

 

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○○さん応援ありがとうございます。

いろんな人の声がこの場に出現することを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

ところで、夫婦の良さというのは逆説的なもの言いで申し訳ないのですが「思いっきり憎める」ことではないかと思っています。

 

 

いろんな人間関係が我々のまわりにはありますが、これだけ全身全霊をこめて憎める人間関係というのは、めったにないなあなどと妻に腹をたてながらふと思ったりします。

 

 

 

 

 

私だけかもしれないけど。

 

 

 

 

「日本の面影」の中で「古事記」について語るくだりで、黄泉の国でのイザナギ、イザナミの応酬に対して、津川雅彦がいつの世もこのように夫と女房というのは憎みあうもんじゃがなんて言ったりしていましたが、本当にそう思います(何故か出版された脚本ではその台詞は削除されていますが)

 

 

 

 

 

 

 

でも、私はそういう人間の情動を悪いことばかりではないと思っています。

 

 

 

 

 

人を憎む時の人間のエネルギーって凄いですよね、ある人を大切に想う気持ちのエネルギーと変らないくらい凄いと思います。

 

 

 

 

人は生きていくうえでなんらかの活力を必要としているわけだけど、活力という意味では両者はまったく同じものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は絶対妻と口きくもんかなんて1日頑張って、翌日になると今度は向うがそういう対応で、うーむ、まだまだやるか、負けるもんかなんて朝日にむかって誓ったりする自分を発見したりすると、充実してるなあなんて思ったりするんですよね。

 

私だけかな、やっぱり、すいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、憎むといっても程度問題で、殺すところまで行ったらいけないけど、あるレベルまでは有効なものではないかと思います。

 

例えば母親の愛情が行過ぎると我が子を呑み込んでしまう危険な面があっても、あるレベルまでは愛情が有効なことと同じではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憎むという活力は人生の一部をささえているのではないでしょうか、「巌窟王」じゃないけど。

 

そして憎んで憎んで憎み続ける自己というものを考察せざるを得ない局面というものも貴重なものではないか、そう思うのです。

一概に不毛な営みと言えない側面を持っていると思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

「愛憎」という言葉がありますが、「愛情」と「憎しみ」というのは表裏一体の関係でパッケージされて分離不可能なものとして必ず人のなかにあるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

だから「再会」のラストが、許しあいなさい、いつまでも憎しみにとらわれるのはおよしなさいというメッセージだとすると、片側だけ捨て去りなさいと言われているような気がしてしまうのです。

 

 

もしそのような状態が人に訪れたとしたら、その時には片側の「愛情」も希薄になっているのではないでしょうか。つまり人間の活力が衰退した状態ではないでしょうか。

 

それは草木のような自然になりなさいと、えらく仏教的なことを言われてるような気がしてとまどってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「再会」についてはまだまだ考えてしまっています。

 

 

 

 

 

 

 

「再会」(3)に続く。