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山田太一の扉

作家山田太一さんの作品群は、私たちに開かれた扉ではないでしょうか。

わしも介護をやってみた!36 いよいよ明日本番

 

十二月十九日(日)。

日曜日。

白塗りをどうするか悩んでいた。

暗黒舞踏をやっている友人に白塗りの化粧品を貰ったが、メイクするのに三十分はかかり、落とすのもやはりそれ位かかりそうだった。でもかくし芸の前後にそれだけの時間フロアを離れる訳には行かない。

しかも白く塗って顔も書いてみたが、思ったほど滑稽味がなく失望した。

私は白塗りをやめて、黒のビニールテープを切って眉と目張りをするという方法を考えた。これなら簡単に貼れるし後始末も楽だ。

滑稽味も抜群にある。

テープなのではがれる可能性もあるが、それもまた滑稽な味わいとなるであろうと思った。

 

伊豆さんから電話があり長い会話をした。

交渉には成功したそうである。

当日富士見さんは休んでいるので、細かいことは黒岩氏と打ち合わせして欲しいとのこと。それでも時間を短くしなくてはならないという命題は残っており、「冬ソナ」はマツケンの直後に入れることにした。

踊ったあとマツケン役の私が司会をやり、「実は今日はマツケンだけではなく、もうお一人ゲストを呼んでおります」と煽り、「冬ソナ」のメロディーを流す。

そしておもむろにヨン様を登場させるのである。

そして利用者さんとのデート。

マツケン役の私もデート相手を求めておりますとおちゃらけて笑わせようという趣向である。

伊豆さんは笑った。

 

 

いよいよ明日本番である。

 

 

 











37) 本番 に続く。

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