忍者ブログ

山田太一の扉

作家山田太一さんの作品群は、私たちに開かれた扉ではないでしょうか。

通信2024.1

 1月のお楽しみです。

 

              

              84歳の誕生日(もう5年前です)

山田ドラマ。

1月3日 「おやじ太鼓」17:00~17:30(tvk)

月~金。

 

1月5日 「たんとんとん」17:00~17:30(BS松竹東急)

月~金。

 

1月7日 「二人の世界」10:30~11:00(BS松竹東急)

毎日曜。

 1月20日 「時は立ちどまらない」19:00~21:00(テレ朝チャンネル)

1月22日 「二人の世界」17:00~17:30(tvk)

月~金。

 

 

結局山田太一特集らしい番組編成は「時は立ちどまらない」だけでした。

ラインナップも山田太一というよりほとんど木下恵介劇場です。

ニュース等では山田太一の業績をほめあげるのに、実際の番組編成ではほとんど何もしない。そんなもんかと思います。

 

 

山田ファンは、一つの転機に差し掛かっていると思えます。

玉石混交なのはいずこの世界も同じですが、山田ファンも玉石混交です。

どうしてあんな人が山田ファンなんだ?と言う人が少なからずいます。

私のサイトだけではなく、他のサイトでもそういう苦情が浮かび上がっています。つまり何人もいるということです。

 

山田ファンという言葉に惑わされて、ドラマのように温厚で常識をわきまえた人かと思うとそうではないという現実があるわけです。

明らかに異常な嘘をつく者もいて、その嘘に気付くまでには多くの代償を払わねばならない。

新しい山田ファンのことを思うと、それだけは避けたいと老山田ファンとしては思います。

 

「山田太一未発表シナリオ集」が刊行されました。

この刊行には私もかかわっており、やがて刊行されるであろう「山田太一全作品インタビュー」にも関わっています。

私が書いたドラマに山田さんの名前がクレジットされたものもあり、山田さんと一緒にインタビューを受けたりしました。

その刊行に尽力されているのが頭木弘樹氏で、今回山田さんの訃報に際してご家族以上に

マスコミ対応をされていたと思います。

 

この頭木弘樹氏にいちゃもんをつけている土屋という山田ファンがいます。

 

こう言っています。

「NHK作家の頭木弘樹先生が、山田太一さんは晩年もトンカツを好まれていたとイタコ芸を披露していて」

 

これは山田さんとトンカツを食べたというエピソードを頭木氏がインタビューで話されていて、それをイタコ芸と揶揄しているわけです。

つまり山田さんとの付き合いでこういうことがあったと言ったところでそれが本当かどうかは分からない、イタコの語りのようなものだと小馬鹿にしているわけです。

 

このトンカツを食べた時は私も同席しており、何を言ってるんだと思い、山田さんがトンカツを好きなことを知らないのか山田ファンなのにと鼻しらみましたが、この男は山田太一に関する言説で、自分以上のことをいう奴はいないという頓珍漢な自負があり(令和の山田太一と自称)、自分以外の発言は全部フェイクだとトランプみたいなことを言っています。

 

一度私は、この男を山田さんに会わせたことがあります。それは7、8名の演劇関係者と喫茶店のテーブルを囲んだ時のことです。この男は、山田さんの正面に座りましたが、山田さんの前で震えあがって一言もしゃべりませんでした。

2時間以上の時間だったと思いますが、まったく喋りませんでした。

まあ、あがっていたのだろう、そんなこともあるよなとその時は思いましたが、その後この男は山田太一には会ったこともないと言い、あったことのある者の言説をイタコ芸と揶揄し続けているのです。

山田さんは見ず知らずの人間がいるお茶会なんかには参加しない人です。

それを参加したのは私が尽力したからです。私の顔を立てて参加してくれたからです。

その恩義も忘れて「山田太一なんてあったことない」と言い、「山田さんに会いたい人はどうぞ。私は山田先生の貴重な時間をそんなことで割かせたくありません。会いたい人はどうぞ」などと、暗に自分の配慮で皆さんは会えるんですよと恩着せがましく言うイタイ男です。

 

しかもこの男は喫茶店を出た後、山田さんと別れてから、おもむろに自分の原稿を出し「あいどんさん読んでもらえますか」私に言ったのです。

呆れました。そんな原稿を持っているなら、何故山田さんに出さなかったんだと思いました。呆れました。

お前は物書き志願だろう、物書きは才能や努力が必要だけど、最後は勇気が一番必要なんだぞ、なんて意気地なしなんだと頭に来ました。

 

そんな奴が山田さんと関係を築き、山田さんのプライバシーに配慮しながら語ったエピソードをイタコ芸と言っているのです。

当然、私のこともイタコ芸と揶揄しています。

いえそれだけではなく、あいどんは陰に回ったら山田太一、山田家族の悪口ばかり言っている狡猾な奴だと法螺を吹いています。

 

オフ会に一度だけ参加させたことがあります。まだそんな悪質な人間と分かっていなかったころです。

綺麗な奥さんが参加していて、あろうことか岡惚れしてしまい、連絡先を教えてくれと掲示板にしつこく書き込み、奥さんを怯えさせました。

また、「ババア山田ファンに5千円脅し取られた」などと作り話をし、その方の実名をネットに晒したこともあります。

それぞれ今でもトラウマになっておられます。

ということで心ある山田ファンからは総スカンを喰らっており誰も相手にしません。おれがこういうことを言ったら古い山田ファンは馬鹿にして笑ったなんてことを、一人乗り突っ込みして書いていますが、全部嘘です。蚊帳の外ですからどんなことが山田ファンの間で行われているのか何も知らないのです。

 

この男はいろんな人から訴えられており、警察からもマークされ、定期的に訪問チェックされている犯罪者です。

でも、こういう奴でもネット上では一市民の声なのです。こういう奴がいるから今後の山田ファンが心配になります。

「奴は、少し日本語ができるから、自分が人間だと勘違いしてるエテ公じゃねえか」なんていう人もいます。なるほど。

山田ファンとは関係なく世の中には一定数こういう愚かな者が存在しているのかも知れません。

ショックなのは山田作品という良質な物語に出会いながら、未だ愚かな世界にいることです。山田作品の薫陶力も限界があることです。これはショックです。 

向田邦子という作家がいます。

1981年航空機事故によって不慮の死をとげた向田邦子。

あまりに突然のことに、そのショックは山田ファンの比ではなかったでしょう。

向田邦子には「向田邦子研究会」という有名な組織があります。定期的に会報を出し、交流会、読書会、講演会、聖地訪問、墓参などの活動をされているようです。

 

その研究会があるせいなのか、複数の人に「山田太一研究会」を作りませんかと言われました。

山田ファンにもそういう交流会があったほうがいいのかも知れないとは思います。

難儀な問題がありますが。

 

ご意見あれば書き込んで下さい。

 

また直で私に話したいという方がいらしたら

aidon@ymail.ne.jp

までお願いいたします。

 

  

上にあるCategory「ドラマ・ファン通信」横の数字をクリックしてください。レスを見ることが出来、レスをすることもできます。

 

 

 

 

なお「通信2023.12」は「過去ログ2023」に移動しています。

 

PR

通信2024.2

2月のお楽しみです。




山田ドラマ。
2月1日 「想い出づくり」12:59~13:55(BS―TBS)
月~金。
2月1日 「たんとんとん」17:00~17:30(BS松竹東急)
月~金。
2月1日 「二人の世界」17:00~17:30(tvk)
月~金。

1月に入り、山田さんの追悼が「想い出づくり」の放送などいろんなメディアで進行しています。
「月刊ドラマ」ではほぼ一冊まるごと追悼特集で、過去のインタビュー、シナリオ「秘密」「終わりに見た街」などが掲載されました。
現役シナリオライター39名のアンケートも行われました。
名前は半分くらいしか知りませんでしたが、こんなにたくさんの人が、山田ドラマを心にとどめているとは驚きでした。
10年ほど前、「地上波はともかくBS、CSでも山田ドラマを放送しないのは何故なんでしょう?」と山田さんに聞いたことがあります。
すると山田さんは「現在のスタッフが知らないんだと思うよ」とあっさり答えていました。自分のことなどもう覚えている人は稀なのだという醒めた認識に私は驚きましたが、この追悼をどう思われることでしょうか。
まあ、付き合いもあるし、結婚式の祝辞と一緒で悪いこと言えないからねと、苦笑いされるでしょうか。




           
「早坂暁必殺シリーズ脚本集」が2月28日に発売されます。
またホームドラマチャンネルで「必殺からくり人」も放送です。
クドカンの新ドラも始まっています。
「葬送のフリーレン」順調です。とにかく新しさに敬服。
何故だかNHKで黒澤明の映画を結構やるようです。
木下恵介の若き日を描いた映画「はじまりの道」の原恵一監督のアニメ「かがみの孤城」が地上波初放送です。






上にあるCategory「ドラマ・ファン通信」横の数字をクリックしてください。レスを見ることが出来、レスをすることもできます。
 また直で私に連絡したいという方がいらしたら
aidon@ymail.ne.jp
までお願いいたします。
 
なお「通信2024.1」は「過去ログ2024」に移動しています。

通信2024.3

3月のお楽しみです。
「週刊現代2024.2.17日号」掲載グラビア。
この写真、初めて見ました。
独身時代の一人暮らしの部屋だろうと推察していますが、そうではありません。
左上に「フリー転身後の73年」とあります。73年と言えば、当時すでにお子さんも二人おられたころで、一戸建ての家にお住まいでした。
じゃあこの部屋は何かというと、その頃自宅以外に仕事部屋を借りていらして、その部屋の写真でしょう。毎朝お弁当を持って仕事場まで通われていました。
そして翌年74年には現在の住所に引っ越されており、同時に仕事部屋も解約されたはずです。
だから実に珍しい時期の、珍しい写真と言えます。私はこの仕事部屋を見ることはできなかったのですが、この部屋の写真を見られて嬉しいです。
山田さんは健康管理を兼ねて散歩をなさっていたことは有名ですが、さらに室内でエアロバイクも使用されていたとわかって、徹底してるなあと思いました。
(注 ただ73年という記述が間違いであれば、独身時代のスナップかも知れません)。
山田ドラマ。
配信はありますが放送はありません。
何故でしょう?テレビ局員は何を考えているのでしょう。
ちょっと叫んでいいですか?




早坂暁。
3月1日 「夢千代日記」20:15~21:00(NHKBSプレミアム4K)
毎金。
3月5日 「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」4:00~6:00(ホームドラマチャンネル)
毎火。
3月8日 「刑事 蛇に横切られる」21:00~22:40(日本映画専門チャンネル)
これは久しぶりの放送です。
高倉健は「チロルの挽歌」以来のNHKドラマ出演だったとか。




原田芳雄。
3月30日「ドキュメント・原田芳雄Birthday live~生きてるうちが花んなんだぜ
~」21:00~22:55(BSフジ)
2011年に逝去した原田芳雄。
その翌年から4年に1度の誕生日2月29日にBirthday liveが行われており、多くのミュージシャン、役者が参加している。
その模様を原田芳雄のliveも交えて放送。



ユーミンストーリーズ
3月4日「夜ドラ ユーミンストーリーズ」22:45~23:00(NHK)
月~金。
松任谷由実の曲「青春のリグレット」「冬の終り」「春よ、来い」にインスピレーションを得て、綿矢りさ、柚木麻子、川上弘美が原作を執筆したドラマ。



地上波など。
「葬送のフリーレン」
見事な世界観。
「不適切にもほどがある」
いろいろ気になるところはありますが観てます。
「光る君へ」
あのタイトルバックって、ベッドシーンですよね。
だいた~~~ん!と思って観ています。
配信があるからまだなんとかなっているけど、本当にテレビで観るものがなくなりました。
NHKをぶっ壊~~す!じゃないけど、チューナーレスにしようかとも思います。
でもNHKは民放より録画率が高い。捨てきれない。もうワンランク貧乏になったら考えます。



上にあるCategory「ドラマ・ファン通信」横の数字をクリックしてください。レスを見ることが出来、レスをすることもできます。

 また直で私に連絡したいという方がいらしたら
までお願いいたします。
 


なお「通信2024.2」は「過去ログ2024」に移動しています。

通信2024.4

4月のお楽しみです。
キネマ旬報の表紙いいですね。
山田さんの表情も柔らか。
この次のグラビアを見ると
左下に撮影石坂拓郎とあります。
家族だからこそ引き出せた表情かも知れません。



キネ旬は充実した山田太一特集でした。永久保存版でしょう。
作品履歴で初めて見るタイトルがありました。


「抜かれてたまるか」
TBSの14回中3回分書いたもの。

私はTVドラマに関しては、初期の作品「まだ寒い春」「まごころ」「なぜ、お嫁に行くの」以外は全部見ているのですが、「抜かれてたまるか」は知識としてもありませんでした。驚きです。おそらくどこのサイトもあげていないと思います。



山田ドラマ。

            
「異人たち」
いよいよ4月19日からロードショーです。

テレビでも大林宣彦版放送です。
4月6日「異人たちとの夏」21:00~23:09 (BS松竹東急)



4月1日「おやじ太鼓」7:30~8:00(BS松竹東急)
毎日。

配信。
早坂暁。
4月2日映画「夢千代日記」20:00~22:30(BS松竹東急)

4月3日映画「北京原人」20:00~21:00(東映チャンネル)

4月5日「続・夢千代日記」20:15~21:00(NHKBSプレミアム4K)
毎金。

4月9日「天国の駅」20:00~22:30(BS松竹東急)

4月13日「刑事 蛇に横切られる」19:00~21:40(日本映画専門チャンネル)


宮藤官九郎。
4月6日「季節のない街」0:42~1:13(テレビ東京)
山本周五郎原作。黒澤明も映画化した物語をクドカンはどう描くのでしょうか。
ディズニープラスで配信中のドラマを地上波初放送。
毎金。


ソロ活女子のススメ4
4月4日「ソロ活女子のススメ4」1:00~1:30(テレビ東京)
新シリーズ。
毎水。


4月25日「君とゆきて咲く~新選組青春録~」0:15~0:45(テレビ朝日)
手塚治虫の初期の作品「新選組」をドラマ化。あんな昔の作品を、という驚き。


4月6日「おいハンサム!!2」23:40~0:35(フジテレビ)
シリーズ第2弾。
おさらいの放送もあります。
4月5日「おいハンサム!!1~4」21:00~0:30(日本映画専門チャンネル)
4月6日「おいハンサム!!5~8終」0:30~4:00


4月27日「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」21:00~23:40(フジテレビ)
明石家さんまの人気シリーズ。20年ぶりの放送。


4月1日「人形歴史スペクタクル・平家物語・第一部青雲」22:50~23:30(Eテレ)
毎月火。
これは見事な作品です。全部放送してくれるのでしょうか。


4月2日「ワルイコあつまれ」23:00~23:30(NHK)
毎月火。


NHK BS『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』シーズン2。
4月7日
『鉄人をひろったよ』
脚本・演出・VFX:キムラケイサク
出演:風間杜夫、犬山イヌコ、金児憲史、古谷徹(声)

4月14日
『マイシェルター』
脚本:遠竹ミファ
演出:遠竹真寛
出演:浜野謙太、安達祐実、池村碧彩、かずき、福島リラ、モロ師岡、田辺誠一

4月21日
『アン子 大いに怒る』
脚本・演出:山戸結希
出演:新井美羽、皆川猿時、矢柴俊博、青木崇高、濱津隆之、岩田奏、荻野目洋子

4月28日
『3万3千平米』
脚本・演出:本多アシタ
出演:山寺宏一、峯村リエ、三浦獠太、土田晃之、酒井敏也、関智一、田口浩正、劇団ひとり

5月5日
『あいつのタイムマシン』
脚本・演出:家次勲
出演:渡辺大知、奥野瑛太、木竜麻生、安井順平

5月12日
『じじぬき』
脚本・演出:村井敦
出演:泉谷しげる、原田美枝子、マキタスポーツ、池谷のぶえ、窪塚愛流、宮崎莉里沙、般若、今野浩喜、柴田理恵、岩井ジョニ男、永見諒太、ニシダ・コウキ、川﨑宗則、平泉成

5月19日
『旅人還る』
脚本・演出:宇野丈良
出演:森山未來、成海璃子、林原めぐみ(声)、春海四方、嶋田久作

5月26日
『いけにえ』
脚本・演出:倉本美津留
出演:一ノ瀬ワタル、松井愛莉、シュウペイ、街裏ぴんく、賀屋壮也、山西惇、板尾創路、斎藤工


上にあるCategory「ドラマ・ファン通信」横の数字をクリックしてください。レスを見ることが出来、レスをすることもできます。
 
また直で私に連絡したいという方がいらしたら
までお願いいたします。
 


なお「通信2024.3」は「過去ログ2024」に移動しています。